2010年度
ゲリラ豪雨から市民を守れ (2010/07/27)
着々と進む土砂災害対策
東京・八王子市

■砂防えん堤を視察し、都の担当者と意見交換
する東村都議(右から2人目)と原田市議
(同3人目)
「あの時の水の怖さは今でも忘れられませんが、これで安心です」――。2008年夏のゲリラ豪雨で大きな被害が発生した東京都八王子市の初沢町内で、土砂災害対策工事が進んでいる。これは、公明党議員の連携プレーによる取り組みが実ったもので、東村邦浩都議と原田繁・八王子市議は先ごろ、現地を視察した。
公明党の都議、市議が推進
迅速な調査・要請で行政動かす
一昨年の8月28日から29日にかけて、町周辺は1時間に80ミリを超える記録的な豪雨に襲われた。町内を流れる初沢川がはんらんし、土石流や土砂崩れが発生。人的な被害はなかったものの、床下浸水は7件に上り、土砂で道路が40メートル以上も寸断するなど被害は甚大で、不安と恐怖が地域を覆った。
「道路か川か見分けがつかなかった」「道の中央部を土砂がふさぎ、泥水がたまった道では足が抜けずに避難が困難でした」と付近の住民は当時の状況を語る。「逃げ遅れる高齢者がいないよう、皆で必死に声も掛け合った」という。
原田市議は災害発生後、直ちに現地に急行し、被害状況を東村都議に連絡。合流した東村都議は、その場で都建設局に対し、緊急対策を求めた。事態を重く見た党八王子総支部(東村総支部長)は同年9月2日、土砂災害の防止策を急ぐよう、石原慎太郎知事あてに都庁で緊急要望も行った。
都は現地調査に乗り出し、危険個所を確認。同月22日には国土交通省に対し、状況報告と「災害関連緊急砂防事業」の実施を申請した。同省が翌10月に事業採択したことを受け、昨年2月から工事が急ピッチで進められている。
このうち、土砂崩れや土石流などの被害を防ぐ砂防えん堤「初沢地区第1沢」と「初沢地区第2沢」が、それぞれ今年2月、3月に完成。現在は、急な傾斜地を鉄筋コンクリートで固め、がけ崩れなどの災害を防止する「急傾斜地崩壊対策事業」が進められており、2016年度の工事完了を予定している。
東村邦浩都議は「住民の命にかかわる災害対策は、起きた後からでは遅い。今後も安全、安心確保のため、土砂災害対策に真剣に取り組む」と語っていた。
公明新聞:2010年7月19日付
